耐熱ラベルHP-CBR15 活用事例
2023-06-30
耐熱ラベルHP-CBR15を厚板(試験板)の熱処理工程管理で活用されている事例をご紹介します。耐熱ラベルを導入することで、管理対象物の取り間違いの撲滅、高温の熱処理のバーコード(QRコード)管理が可能となり、採用いただきました。
<管理内容>
温度の違う熱処理炉へ投入される試験板の管理
<課題>
・試験板に予めインクジェットで印字されている印字データには投入される炉が明記されているが、作業者が誤って違う炉へ投入してしまうことがあり、これを防止したい。
・熱処理工程も含め、管理番号が工程の中で消失することを無くしたい。
<解決策>
温度の違う熱処理炉の前に設置された専用スキャナーで試験板のバーコードを読み込み、試験板と投入される炉が間違っていないかを照合。問題なければ耐熱ラベルを自動発行、貼り付けし、熱処理炉へ投入します。
※専用スキャナーで読み込んで間違っている場合は耐熱ラベルを発行しない。
※インクジェットで印字された印字データは熱処理後消失。レーザーによるダイレクトマーキングも検討されたが、熱処理後読み取りできないということで、耐熱ラベルで運用されることとなりました。
プリンタ―とシステムを連動させることで、間違ったラベルの発行やラベルの貼り間違えを防止できます。
<熱処理後のラベル>
対象物: 鉄
熱処理条件: 窒素雰囲気下 800℃熱処理
熱処理後、バーコードを読み取り上位へデータを送信することで、工程の一貫管理が可能となります。