導入事例 高温鋼材へのラベル貼付け
2024-10-31
弊社の耐熱ラベル「ヒートプルーフ®」は、鋳造直後のビレットやスラブのような鉄鋼半製品に貼付けが可能で最大1000℃までの高温に対応します。このラベルは常温では粘着性がなく高温で活性化する特殊な粘着材を使用しているため、台紙が不要で高温環境での取扱いに優れています。
一方で海外の一部のお客様からは常温から300℃程度の温度帯で使用できるラベルの要望も多くあり、これに応えるため常温でも貼り付けられる台紙付きのヒートプルーフ®ラベルもご用意しております。このラベルは通常の粘着ラベルと同様に台紙を剥がして貼付けることができ、最大400℃までの被着体に貼付け可能です。高温の対象物に貼ってもラベルが溶けたり燃えたりすることはありません。
ビレットやスラブの管理では、鋳造直後の高温時の貼付けが最も確実な個体管理手法となりますが、設備の調整や工程の変更が必要になることがあります。すぐにそのような対応がとれないお客様には上記でご紹介した台紙付きのラベルをご提案いたします。完全に冷却してから貼付ける場合に比べてラベル貼付けまでの時間が大幅に短縮され、個体の取り違え防止にも大きな効果があります。
国内の鉄鋼メーカー様でこのような運用方法が導入される例はまだ少ないですが、弊社ヒートプルーフ®をご使用いただければ対応可能です。お客様のニーズに合わせたご提案をさせていただきますので、ご検討いただければと存じます。